邪馬台国に行きましょう #8

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

邪馬台国に行きましょう #8

平原遺跡 第一墳墓は伊都国女王と思われる女性が眠っているとされる。ここも卑弥呼の墓ではないか?との説も強い。

40枚ほど見つかった銅鏡は八咫の鏡の元とされる大型の内行花文鏡を含んでいる。

自分は畿内で多く見つかる三角縁神獣鏡ではなく、この内行花文鏡こそが卑弥呼が魏から授かった100枚の鏡だと考えている。

魏から卑弥呼への返礼品は邪馬台国には届かなかった?

魏の使者は邪馬台国までは行っていない。理由は糸島に到着したあと、邪馬台国までの距離表示は倭人の測り方日数表記になるからだ。

水行10日陸行1月、倭人はこう言い残して魏の使者を遮ったのではないだろうか。

すなわち魏志倭人伝には金印や鏡などの返礼品が邪馬台国に到着したとは書いていない。

水行10日陸行1月、この距離はまともに換算すれば遥か太平洋の向こうになってしまうが、道が無い時代、背丈ほどある草木を掻き分けて進まなくてはならないので、吉野ヶ里、みやま市、久留米市、宇佐市あたりが卑弥呼のいた邪馬台国の所在地であったろう。

国と国の間は行き来が難しく、返礼品は伊都国に残されたのではないか?と推測する。

金印は糸島にあるのか?それとも邪馬台国に行くまでの道筋で盗難にあってしまったのか?金印さえ見つかれば卑弥呼と邪馬台国がこの世に存在していた大きな証拠になる。

 

自分とモデルのゆきめさんは伊都国歴史博物館でそんな事を思い巡らせている。

 

 


作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。

ここではポートレートに特化してスピンオフ版とも言える

”時間旅行 邪馬台国に行きましょう”を連載させていただきたいと思います。