邪馬台国に行きましょう#4

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

                       

 

 

邪馬台国に行きましょう#

朱色に塗られた石のかけらが四方に散っている。

これは女王の埋葬された石棺の蓋が破られた跡であろう。

久留米市、祇園山古墳。

なぜかここに吸い寄せられるようにやってくる。

どこからか声が聞こえる

権力を壊すものよ!

私をこの暗闇から連れ出して!

暗闇から助けに来て!

暗いこの見えない世界から。

Kingslyer

どこかでかかっていた歌の歌詞が頭をよぎる。

この旅で起こることの全ては

何かの啓示なのだろうと思う。

空は晴れ、太古と変わらぬ視界の中に、誰かの声が聞こえる。

 

作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。

ここではポートレートに特化してスピンオフ版とも言える

”時間旅行 邪馬台国に行きましょう”を連載させていただきたいと思います。

 

 

※本編の DREAM HORIZON 邪馬台国伝 は7/23より開催する写真展「Behind  Memories 時の記憶」で公開されます。写真展情報はこちら