邪馬台国に行きましょう #6

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

邪馬台国に行きましょう#6

 Another DREAM HORIZON

 回想#1 

 

冬の寒い朝だった。卑弥呼の墓と言われている福岡県みやま市の権現塚古墳に登る。 

もしここが本当に卑弥呼の墓だったらこの周りは大きな国が栄えていたはずだ。

今では誰も訪ねる人もいない。ここをかつての大国だと主張する人もいない。

モデルと写真家は大きな力を感じようとやってきた。

今後、卑弥呼のイメージを共有するのに大切なことのように思えた。

 

 

思い出は突然、季節の風に乗ってやってくる。 

回想が心を揺らして、東京に住む日々の生活に突然現れる。

黄昏時の暗いベランダ、涼しい風に変わった窓の外を見る。

邪馬台国を夢みて撮影に駆け回った日々が強烈に蘇ってくる。

 

 

 

 


作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。

ここではポートレートに特化してスピンオフ版とも言える

”時間旅行 邪馬台国に行きましょう”を連載させていただきたいと思います。

※本編の「DREAM HORIZON 邪馬台国伝」は7/23より開催中の写真展「Behind  Memories 時の記憶」で展示しております。写真展情報はこちら