森裕資 「フィールド」#1
写真家 森裕資 / モデル
山登りと山写真。
近所の裏山からテントを担いだソロ登山まで、登って愉しい山登りを実践中。
新しいロケ地を探す。
初めての山に登る。
撮ったことのない写真を撮る。
仕事も遊びも年中アウトドア!
森裕資……1970年生まれ。熊本県出身。フォトプロデューサー/ロケーションコーディネーター
【公式サイト】
http://www.countach.tv
森七菜 #1 「死ぬこと」
写真家 丸谷嘉長 / モデル
森七菜 #1 「死ぬこと」
物心ついたときから、将来はお芝居をする人になると思っていた。
――2016年の夏、中学3年生のときに大分でスカウトされて、2カ月後にデビュー。これまでに5本のTVドラマと1本の映画に出演している。
初めてのオーディションの時も、不安はなかった。
演技に自信があったからじゃなく、素人だったから。
演技に自信があったからじゃなく、素人だったから。
何がいい演技で、何が悪い演技かがわからなかったから。
だから緊張もしなかったし、やっててすごく楽しかった。
だから緊張もしなかったし、やっててすごく楽しかった。
シンデレラストーリーと言われることもあるけれど、ふだんの私はとっても運が悪い。
テーブルの水はよくこぼすし、忘れ物はしょっちゅうだ。
テーブルの水はよくこぼすし、忘れ物はしょっちゅうだ。
ただ、周りの人には恵まれていると思う。
こうやってお仕事をさせてもらえるのは、自分を支えてくれる人に恵まれているから
もし私に運があるとしたら、“自分を支えてくれる人に出会える運”だけだと思う。
こうやってお仕事をさせてもらえるのは、自分を支えてくれる人に恵まれているから
もし私に運があるとしたら、“自分を支えてくれる人に出会える運”だけだと思う。
「実力があるから、ここまで来たんじゃないか?」というのは、とても意地悪な質問だ。
実力がないと言ったら、今まで自分を選んでくれた人たちに失礼になってしまう。
だから「ない」とは言えないけれど……。それは本当に意地悪な質問だ。
だから「ない」とは言えないけれど……。それは本当に意地悪な質問だ。
「人生で一番大切なもの」は、やっぱり自分を支えてくれる人。
自分だけじゃ、どうにもならないことが絶対にあると思うから。
そういうときは誰かに助けてもらうことが必要になる。
私は人とのつながりで生きているから、自分を支えてくれる人は大事にしたい。
今回のテーマは「死ぬこと」だった。
「気になることをあげて」と言われて、選んだなかのひとつ。
「気になることをあげて」と言われて、選んだなかのひとつ。
夜、寝る前にベッドの中にいると、なぜだか死ぬことを考える。
「死んだあとは無になるのかな」と思うと、死ぬのが怖くてひとりで泣く日もある。
「死んだあとは無になるのかな」と思うと、死ぬのが怖くてひとりで泣く日もある。
年齢で考えると、私よりも先に母が亡くなるはずだ。
そうなると、母とはもう話もできないし、ハグすることもできない。そして私が亡くなると、今度は弟が寂しがるんじゃないかと思って、死ぬのがどんどん怖くなる。
そうなると、母とはもう話もできないし、ハグすることもできない。そして私が亡くなると、今度は弟が寂しがるんじゃないかと思って、死ぬのがどんどん怖くなる。
だから、できれば死んだ後も同じように、みんなで一緒に生活をしたい。
誰かがいなくなるのは嫌だから、願わくばこのままの世界が永遠に続いて欲しい。
誰かがいなくなるのは嫌だから、願わくばこのままの世界が永遠に続いて欲しい。
私は、いつも人とのつながりを考えている。
自分の人生の中で一番大事にしているのは、やっぱり人とのつながりだ。
自分の人生の中で一番大事にしているのは、やっぱり人とのつながりだ。
「生きててよかったこと?」と聞かれても、わからない。
ふつうのインタビューだったら「出たかった映画に出演が決まったこと」と言えるけれど、今回のテーマは「死ぬこと」だ。
本当にわからない。ごめんなさい。
ふつうのインタビューだったら「出たかった映画に出演が決まったこと」と言えるけれど、今回のテーマは「死ぬこと」だ。
本当にわからない。ごめんなさい。
「人間の嫌なところ、好きなところ」……。
だんだん質問が難しくなってくる。
だんだん質問が難しくなってくる。
虫とか葉っぱだとか他の動物たちからは、あんまり気持ちが伝わってくることがない。
AI(人工知能)は、そもそも気持ちがないらしい。
でも、人間からは気持ちが伝わってくる。
AI(人工知能)は、そもそも気持ちがないらしい。
でも、人間からは気持ちが伝わってくる。
誰かをねたんだり、バカにしたり、嫌ったり。
そういう気持ちを持ってしまうのは、人間の嫌なところかもしれない。
そういう気持ちを持ってしまうのは、人間の嫌なところかもしれない。
人間の好きなところは、例えば、鼻がかゆくなったらかいてしまうような“人間味”。
だって、AIはかゆいという感情はないと思うから。
そんな素直な感情や仕草が、人間の好きなところ。
だって、AIはかゆいという感情はないと思うから。
そんな素直な感情や仕草が、人間の好きなところ。
……あれ、もしかしたら、人間の嫌なところと好きなところは同じなのかもしれない。
――2019年は「Last Letter」(岩井俊二監督)、「地獄少女」(白石晃士監督)という2本の出演映画の公開が予定されている……。
お仕事を始めたときは演技をするのが楽しかった。
けれど、その後、少し楽しくなくなってきている。
けれど、その後、少し楽しくなくなってきている。
それは「いいものを残さなきゃ」という思いが高まって、役より自分が強く出てしまうから。
だから、自分の演技がおかしなことになっている。
だから、自分の演技がおかしなことになっている。
でも最近は、それを解決する方法が自分なりに見つかった。
今は楽しい方向に向かっている。
今は楽しい方向に向かっている。
え? 解決する方法? その内容は秘密。
言葉にすると効果がなくなってしまいそうだから……。
言葉にすると効果がなくなってしまいそうだから……。
森七菜 Nana Mori
2001年8月31日生まれ。大分県出身。女優
- 2016年夏、大分県でスカウトされ、2カ月後にCMデビュー。
- 2017年、映画「心が叫びたがってるんだ。」、ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ)、「東京ヴァンパイアホテル」(Amazonプライム・ビデオ)に出演。
- 2018年、ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」(NHK)、「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!」(テレビ東京)、「イアリー 見えない顔」(WOWWOW)。
- 2019年 映画「Last Letter」、「地獄少女」が公開予定。
清田みくり「水」#3
写真家 丸谷嘉長 / モデル
私は今、16歳。
「自分を大人だと思うか? 子供だと思うか?」と聞かれた。
「見た目は大人かもしれないけど、心の根っこは子供」と答えた。
大人は落ち着いていて、非常識なことはしないけれど、
子供はどこでも大声を出して走り回ったりする。
私も大人のように落ち着いていたいけど、
たまに子供のように無邪気に走り出してしまう。
だから、半分大人で半分子供。
そんな等身大の自分、大人でも子供でもない私を見て欲しい。
「最近、自分が大人になったなと感じたことは?」とも聞かれた。
「物欲が減ったこと」と答えた。
これまでだったら、文房具とかも流行の可愛いものが欲しかったけど、
最近は、今あるものを使ってからでいいと思うようになった。
そう言うと「この世界で仕事をしていくのなら、欲を持った方がいいのでは?」と聞かれた。
「でも、なくなったのは物欲だけ。食欲も睡眠欲もあるし、女優として活躍したいという欲は、すごくあります」と答えた。
半分大人で、半分子供の私。
みなさんには、どう映っているのだろう。
みなさんには、どう私の言葉が届いているのだろう。
モデル/清田みくり……2002年8月20日生まれ。和歌山県出身。女優
清田みくり「水」#1
写真家 丸谷嘉長 / モデル
久しぶりに水遊びをした。どれくらいぶりだろう。
小さい頃、海に遊びに行ってクラゲに刺されたことがある。
それがトラウマになっているのか、
海では膝より深いところには入らない。
小学生の時、プールの授業があった。
私は息継ぎができなかったので、
息継ぎなしで25m泳ぎ切ろうと思った。
でも、あと少しのところで苦しくなって足をついてしまった。
どうも水には、良い思い出がない。
でも、今日は久しぶりに水遊びをした。楽しかった。
楽しい時には、楽しいことを重ねたい。
私は子供っぽいことをすると楽しくなる。
だからスキップをした。
スキップした時に体が一瞬、フワッとする感覚が好きだ。
もしかしたら、気持ちを高めたい時には
スキップをするといいのかもしれない。
水遊びをした。スキップをした。
なんだか、だんだん楽しくなってくる。
●モデル/清田みくり……2002年8月20日生まれ。和歌山県出身。女優