誰かのためでもない
何かのためでもない写真
誰がそんな写真を見たいだろうか
だから写真を見るあなたに聞きたい
一体何が見たいんだと
一体何が見えるんだと




































僕が見たかったものは. . .
写真家 WAKIHIDEHIKO / モデル / 八田紗李
誰かのためでもない
何かのためでもない写真
誰がそんな写真を見たいだろうか
だから写真を見るあなたに聞きたい
一体何が見たいんだと
一体何が見えるんだと




































僕が見たかったものは. . .
写真家 舞山秀一 / モデル




























「鹿島海軍航空隊跡」時を経て、その役目を終えた構造物たちは、悠久の自然にその身を委ね、新たな姿へと変貌を遂げています。私は、こうした「廃墟」を、そこに宿る物語や記憶を秘めた「ポートレート」として解釈しました。
モノクロームのハイコントラスト表現を用いることで、時間の経過によって削ぎ落とされた本質的な姿を露わにし、静寂なノスタルジーを際立たせています。冷たく荒廃した風景と、しなやかに絡みつく植物の対比は、生と死、そして再生という普遍的なテーマを象徴します。これらの作品が、見る者の心に、失われた過去への郷愁と、現在の静かな美しさへの畏敬の念を呼び起こすことを願っています。
LEICA M9
写真家 冨田真佐子 / モデル /model SAKI
日常にほんのり、スパイスを
ある日の午後、彼女は知らない街へ降りたった
行き先は決めずに、ぶらぶら歩く
普段とは違う日常風景に、彼女は瞳を輝かせていた。
途中で見つけた花屋に立ち寄り、
部屋に飾る花を買った
いつもと違う、匂い、空気、
青空を見上げて、深く深呼吸をした。
“日常にほんのり、スパイスを”
そう言って彼女は微笑んだ
写真家 星野耕作 / モデル 有伽











【撮影後記】
タイトルの「Multifaceted Gaze」は「多面的な視線」の略、有伽さんとは昔、最初はモデルとしてお会いして、ファッションデザイナー・服飾制作者・スタイリスト・モデルなど、多面的な活動をする方。仕事では有伽さんが衣装制作した和楽器バンドを自分が撮影したり、間接的にご一緒してました。今回久々に作品撮りしようと集まり、カッコ良い彼女の一面を表現できればと思い撮影しました。
写真家 舞山秀一 / モデル / 早乙女ゆう


人は見た目で他人を判断する
自分がどう見えているか意識するだけで、他人への印象は変わってくる
存在感を示すためには、ある程度装いは必要である
本来の自分とは別の顔、それは装って生きる表現者としての顔
特別な世界観を作り上げるためには、精一杯装って生きていくことも必要です
写真での表現は容易だ、切り取る画作りや表情を狙うタイミングや人に見せるセレクトで、
いくらでも理想の世界観を演出することができる
真実を伝えたい訳ではない、表現として理想の人物像を抜き取るだけ



















早乙女ゆう Instagram.com/yu.saotome
HM 高良まどか instagram.com/mado_chan_/
ST Erika Yoshda instagram.com/yoshidaerika/
FUJIFILM X-H2
XF56mmF1.2 R WR
XF33mmF1.4 R LM WR
XF23mmF1.4 R LM WR
写真家 丸谷嘉長 / モデル / 英 Hana

カメラは
光を探し、光を集め、
光を解読し、定着させる。
モデルは
光を欲し、光を集め、
光を内包し、発光する。
二つの“光”のストーリーは
似ているようで、
実はまったく異なる。
マシンは常に一定で、
エモーショナルな夢を見ない。
一方で、
ひとときも同じでいられない
感情の生き物にとって、
反復作業はひどく退屈だ。
対峙する二つの存在のあいだで、
唯一、公平に在るのが
この“光”である。
交わることのないはずの者たちが、
思いがけない瞬間に
絡み合い、踊り出す。
その姿はときに滑稽で、
それ以上に愛おしい。
The camera seeks light, gathers it,
deciphers it, and holds it in place.
The model craves light, draws it in,
contains it, and lets it shine.
The stories of these two “lights”
may appear alike, yet are wholly different.
The machine is constant,
incapable of dreaming emotional dreams.
In stark contrast,
the model is a creature of feeling,
forever in flux.
To them, repetition is unbearable.
Between these two opposing forces,
only this “light” remains truly impartial.
Beings never meant to meet
suddenly intertwine,
and begin to dance in unexpected moments.
Their form is sometimes comical,
and all the more endearing because of it.
写真家 星野耕作 / モデル Model/西村みえこ
写真家 舞山秀一 / モデル Model/ 夏弥







写真家の構図と被写体の存在感が作り上げる世界。
写真表現とは、何が撮れるかではなく、何が撮れたかでもなく、何を見せたいかである。
私が見せたいのは、自分の中にあるモヤモヤであり、言葉に出来ない感覚的なもの。 想像力を掻き立てられる世界を写真で表現する。







