as usual

写真家 舞山秀一 / モデル 早乙女ゆう

その見た目は真実とは程遠い

写真家は、自らの理想を被写体を使って描き出す、女優は写真家の為に別の人格を表現する。

昨日みた夢はコバルトブルーの、

写真家 丸谷嘉長 / モデル 畠中夢叶

「あの日みた夢はコバルトブルーの、」

 

中学生の夏。

あの日、校門を出た時に見た空が忘れられない。

 

晴れ渡った空に気がついたとき、 どこか開放された感じがした。

 

「良く思われようとしてる」

この撮影のときに言われた。

 

考えればわからなくなってしまうから、 何も考えないようにした。

 

 

空が綺麗だった。

あの日を思い出した。

 

見渡すと、海が綺麗だった。

コバルトブルーだった。

 

果てしなく続く海に気がついたとき、 自分がここに存在している感じがした。

 

これから先、新しい景色に気がつくことができるだろうか。

視野を広げ、自分を広げることができるだろうか。

私は、私ならきっとできると思う。

 

 

 

畠中夢叶 (はたなかゆめか)

2005年8月13日生まれ。19歳。大阪府出身。身長166cm。

第46回ホリプロタレントスカウトキャラバン準グランプリ。

TBS「王様のブランチ」にブランチレポーターとしてレギュラー出演中。

ニックネームは”ゆめてぃ”。

 

 

Hair&Make   佐藤寛

 

Dear

写真家 丸谷嘉長 / モデル 上原実矩

暗がりはゆっくりと訪れる

だからどこまでも優しい

眩さは突然現れる

だから忘れられない

 

 

上原実矩(うえはらみく)

Instagram

1998年11月4日生(25歳)

出身地:東京都

身長:166cm

趣味:英会話、執筆、映画鑑賞

特技:日舞(尾上流)、空手、シアタージャズ

ABEMAオリジナルドラマ「透明なわたしたち」 松本優作監督  配信中

 

 

ヘアメイク  佐藤寛

 

 

Dear

写真家 丸谷嘉長 / モデル 上原実矩

 

眩い人は言う、”私は誰にも似ていない”

 

暗がりの人は言う、”他人が決める事だ”

 

前略 上原実矩という役者

 

数年前に見たドラマで彼女を初めて見た。

確か眼鏡をかけていてあまり喋らない少女の役だった。

彼女が眼鏡を外す一瞬に、

今まで私が出会った事のないすべての感情がこもった瞳を見た。

あの瞳を写真で収めたい、

いや、あの瞳をもう一度確かめてみたい。

 

私は役者を撮る時に、

決して素を見せてと言わない。

そもそも感情を売り物にしている人に鎧を着ないで戦に来いと言っているようなものだ。

だからあの瞳とか

あの時の感じとかも

絶対に言わない。

 

緩やかで、フラットな

アプローチで撮影する中で、

必ず来るだろう時に注視する。

 

気が付くと光もフォーカスもこの瞬間には大切な要素ではなく、

彼女から見える世界があの瞳のすべてだと

思えて来た。

言葉は危うい、見えるものが全てだ。

数年の時を経て、

この役者に教えて貰ったのである。

 

 

上原実矩(うえはらみく)

Instagram

1998年11月4日生(25歳)

出身地:東京都

身長:166cm

趣味:英会話、執筆、映画鑑賞

特技:日舞(尾上流)、空手、シアタージャズ

ABEMAオリジナルドラマ「透明なわたしたち」 松本優作監督  配信中

 

 

ヘアメイク  佐藤寛 

 

 

colors

写真家 アラタケンジ / モデル 英

「 colors 」
 
 
彼女は宇宙のようだ。
掴みどころがなく、大人であり子供のようでもある。
カメラを構えたとたんスイッチが入る。
その世界を泳ぎながら空気のようにシャッターを押した。
 
 
 
 
 
 
 
モデル 英
カメラ アラタケンジ
ヘアメイク konomi
撮影協力 MR.SMITH
 
 

髪山水

写真家 WAKIHIDEHIKO / モデル 八田紗李

私は、自分の記憶の中にプロンプトを打ち込んで自分の見てみたい景色を生成する。
その行為はAIが画像を生成する行為と同じだ
AIがインターネット上から情報を集めて生成するように、
私も自分が見たことのある景色、感情、欲求を集めてきて撮影する。
 
私の頭に、またAIに打ち込むプロンプトは
髪山水(kamisansui)
そんな物は世の中に存在しない
なぜなら枯山水を髪に変えた、私が作った
言葉だから。
枯山水は禅宗寺院で発達し、修行の場として使われ、
また「この世と死後の世界を繋ぐ庭」という意味を持っているのだ。
ならば、なおさら髪にして見てみたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
出来上がった髪山水は想像通りのもので
想像を超えない退屈なものだった。
 
AIのプロンプトに『髪山水』とだけ打ち込んでみると
全く想像もしない物が生成される。
ただの髪の毛のかたまりや、普通の人物の写真。。。
情報が少ない中で生成された物たち
では、私も『髪山水』を作る過程で生成された
頭の中のイメージを写真にしてみる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私が見たかったのは、私が想像通りに作った
写真なのか、バグとして出てきたイメージなのか。
 
 
 
 
 
 
どちらにせよ「この世と死後の世界を繋ぐ庭」に深く惹かれている。
 
 

邪馬台国に行きましょう #9

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

邪馬台国に行きましょう #9

 

蜘蛛塚 みやま市

 

邪馬台国伝説の残るみやま市には蜘蛛塚というのが存在する。権現塚古墳からさほど離れていない位置にある。

倭国、九州北部では天皇派に逆らい支配や納税を拒んだ土地の人々を土蜘蛛と呼んだ。

ここは巫女であり、土蜘蛛の首長、田油津媛の墓とされている。

彼女は神功皇后に誅殺されているが彼女が卑弥呼だったという説もある。

雨の日には塚から赤い水が染み出したという。中の石棺に塗られた朱が溶け出したのだろうとされている。

いまは訪ねる人もなく、さびれっ放しになっている。ゆきめさんは僕の説明を聞きながら何かを想像する。

 

何度も来た場所だが、今回は雰囲気が違った。沈んでいるように見える彼女に、何を思っているの?と聞いてみた。

彼女は、何でもありません、と答え黙祷を捧げた。

 

 

 


作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。ここではポートレートに特化してスピンオフ版とも言える

”時間旅行 邪馬台国に行きましょう”を連載させていただきたいと思います。

ライプツィヒの少女はトーキョーの夢を見る。 4/4

写真家 栗山秀作 / モデル みずき

まだ何ものでもない全くの素人の女の子。 ただカメラの前に立つ存在になりたいと撮影をお願いされた。 今回の作品は難しいコンセプトもテーマもない、ただ彼女は初めてカメラの前で表現することを経験し 僕は、みずきというひとりの少女が何者なのかを知るためにシャッターを切り続けた。その記録である。 どうかあたたかい目でご覧頂き、夢に向かって歩き出した少女を応援してあげたいなと 思ってくれる人がひとりでも増えてくれれば本望です。    栗山

 みずき17歳     現在、ドイツ、ライプツィヒ在住。 お父さんはオランダ人、お母さんは日本人で両親揃ってプロバレエダンサーという家庭に生まれた温泉が大好きで、ちょっとツンデレで、でも人懐っこい不思議な女の子。日本が大好きで、将来は日本に住んでファッション誌やCM のモデルさんのお仕事を夢見る今はまだ普通の17歳。

邪馬台国に行きましょう #8

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

邪馬台国に行きましょう #8

平原遺跡 第一墳墓は伊都国女王と思われる女性が眠っているとされる。ここも卑弥呼の墓ではないか?との説も強い。

40枚ほど見つかった銅鏡は八咫の鏡の元とされる大型の内行花文鏡を含んでいる。

自分は畿内で多く見つかる三角縁神獣鏡ではなく、この内行花文鏡こそが卑弥呼が魏から授かった100枚の鏡だと考えている。

魏から卑弥呼への返礼品は邪馬台国には届かなかった?

魏の使者は邪馬台国までは行っていない。理由は糸島に到着したあと、邪馬台国までの距離表示は倭人の測り方日数表記になるからだ。

水行10日陸行1月、倭人はこう言い残して魏の使者を遮ったのではないだろうか。

すなわち魏志倭人伝には金印や鏡などの返礼品が邪馬台国に到着したとは書いていない。

水行10日陸行1月、この距離はまともに換算すれば遥か太平洋の向こうになってしまうが、道が無い時代、背丈ほどある草木を掻き分けて進まなくてはならないので、吉野ヶ里、みやま市、久留米市、宇佐市あたりが卑弥呼のいた邪馬台国の所在地であったろう。

国と国の間は行き来が難しく、返礼品は伊都国に残されたのではないか?と推測する。

金印は糸島にあるのか?それとも邪馬台国に行くまでの道筋で盗難にあってしまったのか?金印さえ見つかれば卑弥呼と邪馬台国がこの世に存在していた大きな証拠になる。

 

自分とモデルのゆきめさんは伊都国歴史博物館でそんな事を思い巡らせている。

 

 


作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。

ここではポートレートに特化してスピンオフ版とも言える

”時間旅行 邪馬台国に行きましょう”を連載させていただきたいと思います。