旅路の途中

写真家 冨田真佐子 / モデル

                                                                                                                       

WHITE LIE

写真家 丸本凛 / モデル TOKO

white lie(白い嘘)という言葉はおばあちゃんから教えてもらった。

初めて聞いた言葉だったからすぐにメモした記憶がある。

 

 

 

嘘=いけないことって思いがちだけれど相手を思いやった嘘だったり相手を傷つけないように言った嘘だったりは白い嘘って言われるらしい。

もちろん、全てを素直に真っ直ぐ何も隠さずに言えるならその方が良いかもしれないけれど相手の気持ちに寄り添って全てを伝えすぎないことも大事な気がする。

白い嘘は逆に言えば、自分の体面や精神を保つために使われるのが白い嘘なのかもしれない。

でもそれが後々相手のためになった嘘ならばそれで良いし、自分自身が保たれるならそれで良いのかもしれない。

そんな時に忘れたくないことは自分が胸を張っていられる嘘なのかということ。

胸を張れない嘘なら時間が経てば経つほど自分が辛くなっていくだけで誰も幸せじゃない。

良い嘘と悪い嘘の判別は、歳をとるとどんなことにも慣れてしまって感覚が麻痺してくるかもしれない。

このくらい良いだろうって。

それをしてしまったらどんどん崩れていってしまうからどうにか崩れそうなところももう一度、、、って築ければ良いなと思う。

 

TOKO

model  TOKO  2004年4月8日  20歳

神奈川県出身 156cm

 

HP Instagram

colors

写真家 アラタケンジ / モデル 英 (HANA)

彼女のアート作品をみた時、大きく壁一面に映し出したいと思った。
カラフルで色のパズルのようなそんな世界を。

彼女が纏うもの、僕には少しオーラのようなものも感じる。

彼女の頭の中にはどんな世界が見えていて、目を瞑るとあの空想や現実が入り混じったかのような世界が浮かんでいるのだろうか。

彼女の頭の中を覗き込むように、アートの衣服を纏うように彼女に彼女を投影してみた。

時折見せるその眼差しに表現者としての強い意志を感じる。

轍の無い道を笑いながらするりと進んでいくのだろうと思う。

モデル 英 (HANA)    

写真 アラタケンジ   https://www.instagram.com/aratarocket/

ヘアメイク konomi https://www.instagram.com/kono.hairmake/

英 (HANA)

カラフルでポップな作品が話題となり、注目を集める人気アーティスト。appleでのワークショップや、アパレルブランドとのコラボを始め、多くの企業からオファー多数。10代の時、日本を歩いて縦断や日本伝統工芸を巡る一人旅をきっかけに、それまで知らなかった世界を知る。その新世界はカラフルで愛に溢れており、自身の人生観を大きく変えた。それ以来、カラフルポップな色遣いでアートを通じ、愛と幸せを表現している。現在は、表現者として様々な分野の表現を探求し、クリエイトを楽しんでいる。

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昨日みた夢はコバルトブルーの、3

写真家 丸谷嘉長 / モデル 畠中夢叶

 

2024.今年の夏は異様な暑さだった。

しかし人は暑かった事も日々に黙殺され忘れてしまうのだ。

子供の頃の夏、

あの頃だって暑い夏だった。

暑さが連れて来た記憶が断片的に蘇る。

甘酸っぱい記憶。

写真は未来に向けて今を発見し記録して行く行為である。

だが時には遠い過去を今に生きる人の姿に

投影する事も出来る。

その行為は時空を超えて、

若き日の濃厚で緩やかな時間に辿り着く。

写真を撮るとは

自身を未来にも過去にもいざなえる

装置なんだとも言えるのである。

過ぎ去った日々はあまりに美しい記憶であるように

未来も美しいはずと願ってやまないのである。

畠中夢叶の未来は明るい。

「自分で決めた道だから、自分で正解にするしかない」 というのが、正しいのかもしれない。

 

でも私はきっとひとりでは前に進めない。

 

頑張ることってすごく難しい。

どれだけ「頑張った」と思っても叶わないことの方がはるかに多いから 目の前のことに挫ける度に できなかったことに囚われて 自信がなくなってしまう。

 

そんな時、私の周りには、 「たくさん努力していることは知ってる」 と励ましてくれる人がいる。 その言葉で、私の今までは無駄じゃなかったと 前を向いて、また頑張れる。

 

私が選んだ道は私だけの道じゃない。 私には、一緒に歩いてくれる心強い味方がいる。

 

だから私は「ありがとう」の気持ちを忘れずに、夢を叶えたい。

 

  

畠中夢叶

 

 

Model   畠中夢叶 (はたなかゆめか)

2005年8月13日生まれ。19歳。大阪府出身。身長166cm。

第46回ホリプロタレントスカウトキャラバン準グランプリ。

TBS「王様のブランチ」にブランチレポーターとしてレギュラー出演中。

ニックネームは”ゆめてぃ”。

 

 

Hair&Make   佐藤寛

 

邪馬台国に行きましょう #最終話

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

邪馬台国に行きましょう#14

 

フラッシュバック

ある時、ひとりのモデルさんの作品が目に焼き付きました。

幽玄な表情、横顔の上品さ、現実感のない存在感、その人の名はゆきめさんといった。

彼女なら自分のイメージする平和を愛する女王、卑弥呼のイメージを表現出来ると思えた。

若手の写真家が撮影したその雰囲気は他のモデルさんとは明らかに違う雰囲気を醸し出していました。

 

モデルのゆきめさんに最初に会った日を思い出します。

自分の邪馬台国への思いを精一杯伝えました。

世代を超えて伝えたいものがある。封印する事なく、いつか未来の人に邪馬台国の謎を解いてもらいたい。

未来の子供たちに、戦乱の中に平和を祈った日本の最初の女王を知ってもらいたい。

みんなに夢を持ってもらいたい。邪馬台国ブームが終わっている街の人たちに新しい勇気を与えたい。

復興した街に多くの観光客を呼びたい。今にも途絶えそうな記録の伝承、そのナビゲーターにゆきめさんを選びました。

雨の日と長い移動ばかりの撮影でした。

この作品がみなさんの夢のはじまりになるように大きな流れにしたいと思います。

 

邪馬台国はどこにあるのか?という謎は解けないままですが、夢を信じる誰の心にも邪馬台国はあるものだと思います。

大切な思いを持ち続けてやり続ければいつか願いは叶うのだと思います。

これで、連載、邪馬台国に行きましょう 第1章は終わります。

ありがとうございました。

 

 

 

 

写真家  コバヤシモトユキ

 

モデル  ゆきめ

 

 


 

作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。

ここではポートレートに特化してスピンオフ版とも言える

”時間旅行 邪馬台国に行きましょう”を連載させていただきました。

関連商品、私家版作品冊子、など以下BASEにて販売もしております。

興味を持っていただけると幸いに思います。

https://kobamoto777.base.shop/

邪馬台国に行きましょう#13

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

邪馬台国に行きましょう#13

時間旅行

時間が全てパラレルワールドであるならば、卑弥呼の時代もこの地球の何処かに存在するのかもしれない。

いつの頃からか卑弥呼がモデルのゆきめさんに乗り移り卑弥呼や邪馬台国の謎を解かせているのかもしれない等と空想をはじめている僕がいる。

ゆきめさんはどんな不気味な場所に行っても驚くような事はない、どんな遺跡に行っても、幽玄な態度は変わらない。

撮影中以外はいつも空気のような気配があるだけだ。

僕はこんな写真を眺めている10年後を想像している。

2034年、邪馬台国見つかる、卑弥呼の金印と共に、、、

そんなネットニュースを見ている。

ああ、彼女は何処かで幸せにしているだろうか?

そんな自分を想像している。

たまには連絡くれてもいいのになとか思っているだろう。

10年の歳月を懐かしんでいるだろう。

家族や友人に囲まれて幸せに暮らしているだろう。

僕はきっと作品を見ながら撮影した日々を、時間旅行を楽しんでいるだろう。

 

 

 


 

作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。

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邪馬台国に行きましょう#12

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

邪馬台国に行きましょう #12

 

謎を解く

小学生の頃、学習か科学か家に配られる雑誌があった

その中に邪馬台国を見つける少年と老人の物語があった。

最後はどこに辿りついたのか?阿蘇か?大分か?かなり現実に基づいたコミックだったように思う。

幼少期の記憶は大人になっても深く残っている。

 

みやま市に長谷水門という弥生時代からの遺跡が存在する。

周りが海で海水に囲まれた地では山からの水が人々の憩いの場所であった。

邪馬台国を知る上でこれらの水門は大きな手掛かりになるはずだ。

 

この土地に住む梅野さんは約70年前、小学校の時に東大の発掘隊が女山を調査する時に同行している。埋蔵物のほとんどが持ち去られ、かつて女王山と呼ばれた女山も半分が建設資材として削られてしまった。

少年時代の梅野さんはどんな気持ちでその情景を見たのであろうか。

 

推理は推理でしかない。

もし卑弥呼がここにいたら何を言おうとするのだろうか。

ゆきめさんという不思議なモデルさんと出会い推理を共有することで、今までの研究者とは違うインスピレーションに出会うかもしれない。

 

そんな仮説を実行したが、反対に卑弥呼の仕掛けた罠にはまってしまったのかもしれないと思うこともある。

それがどんなことでも自分は受けていきたいと思う。

苦悩のない結果なんてたかが知れている。

どんな苦悩も厭わない。

卑弥呼、邪馬台国というテーマに挑むということは写真家生命が終わるまで続くことになるだろう。

この記録を未来の子供たちや遺跡の保存を支える若者たちに伝えたいと思う。

この地に住む人の思いも代弁しながら。

 

 

 

作品協力 長谷水門 梅野泰生さん

 


 

作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

それらを組み合わせて理想の邪馬台国を構築するというプロジェクトです。

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archive

写真家 丸本凛 / モデル

 
全国から一つの場所へ集まり、ボランティア活動を。
 
またの再会を願ってさよならをする。
 
私はたったの一回だけしか活動ができていない、でも写真があれば語れる、記憶として残っている。
 
風化させない、忘れない、
 
現地で出会った人は皆んな強くて、気丈であった。
避難所には動物が入れないため、傾いた家にワンちゃんとあの一月から暮らし、「しょうがない、しょうがない」と言いながら私にいろんな話をしてくれた男性がいた。
 
 
名前も知らぬ誇り高き尊敬する全ボランティアの方に、そして、
 
現地の方、
 
ボランティアへ送り出してくれた心友に
 
 
 

邪馬台国に行きましょう #11

写真家 コバヤシモトユキ / モデル ゆきめ

邪馬台国に行きましょう #11

 

広い空に手をかざして

 

日田市 小迫辻原遺跡は卑弥呼のいた時代に大きな豪族の建物、宮殿、集落があった場所とされる大規模な遺跡だ。

しかし今は菜の花畑が広がる更地となっている。

空にはカラスや鷲などが飛び交っている。住居というには信じられない高台。古代はこの前まで海があったのだろう。

 

厚い雲の中に太陽が見える。

草原の中、瞑想のようにじっとしているゆきめさんを見ている。シャッターは切らない。自分も大地と雲の織りなすドラマに身を委ねる。

古代の神秘に触れる時間を別々に楽しんでいる。

 

 


 

作品、DREAM HORIZON は邪馬台国、現在に残る太古の遺構

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