
VISIONS_Vol.4 / MAYA OKANO
舞山秀一 岡野真也









袚写体を自らの視点と感性で切り取り、一つの表現として定着させる。
この「VISIONS」は、写真家としてのその根源的な衝動を追い求めたシリーズである。
私がカメラを向けるのは、本人さえも自覚していない「無垢な表情」や「ふとした振る舞い」、「無防備な立ち姿」だ。
そこには、作為を超えた圧倒的な存在感と、人間が本来持つ剥き出しの美しさが宿っている。
このシリーズを通じて私が描き出したいのは、そうした一瞬の中に立ち現れる「人の多重性」である。無垢でありながら複雑、静止していながら饒舌。
被写体すら知ることのない内面性を、「VISIONS(いくつもの幻視)」として形にする。
そこに写っているのは、一つの真実ではなく、私と彼写体が共職した瞬間に現れる、多面的な真実の断片である。














