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2019-08-24

栗田桃花「怒」#4

栗田桃花「喜」「怒」

ケータイを見ながら草の上に寝転んでいる

「早く通知が来ないかな」って待っている。

大好きな人とのメッセージのやりとりは、

なぜだかニヤニヤしてしまう。

会話が途切れないように質問を投げかけて、

「ピコン」と通知音が鳴るとうれしくてたまらない。

恋をするひとりの少女。ある物語の主人公。

そんな気持ちを想像して「喜」の撮影に臨んだ。

     *

人前に出ることが好きで、いまはお芝居を中心に頑張っているけれど、

“たったひとり”で感情を表現するのは難しい。

やっぱり、どこかに照れがあるし、

ちょっぴり恥ずかしいと思ってしまう。

     *

「喜」の次は「怒」。

私は、大声を出して怒ることはない。

冷静に相手に問いかけるタイプ。

だから「怒」の感情を表現するのは大変だった。

それで、その気持ちを石に込めようと思った。

力いっぱい石を投げる。

お芝居ならば「バカヤロー!」と言えば怒っているとわかるけれど、

写真だと言葉で伝えることはできない。

そんな違いにも少し戸惑った。

それでも自分なりにやりきった。

いまのすべてを出しきった。

だから、きっと皆さんに届いていると思う。

     *

「好きな感情は?」と聞かれた。

それはもちろん「楽しい」だ。

「喜び」よりも「楽しい」。

楽しいということは、何かに夢中になっているということ。

「寂しい」とか「悲しい」気持ちを忘れられる。

「嫌いな感情は?」と聞かれた。

嫌いなのは「嫉妬」。

自分の劣っている部分に気づいてしまうから。

それでモヤモヤした気分になるのは嫌。

     *

喜び、怒り、哀しみ、妬み、楽しい、悔しい、愛おしい……。

なんで人間は、いろいろな感情を持っているのだろう。

きっと自分の微妙な気持ちをほかの人に伝えたいから。

ほかの人との関わりを持っていたいからだと思う。

私は女優という、気持ちや感情を伝えられる人を目指している。

だから今回、微妙な感情の表現に挑戦できたことは良い経験になった。

そして、ありがたいと思った。

皆さんは、栗田桃花のネガティブポップを

楽しんでいただけましたか? 喜んでいただけましたか?



【撮影】 薮下剛士

【ロゴデザイン】坂下晶夫

【インタビュー】 村上隆保

【モデル】栗田桃花
2004年3月30日生まれ(15歳)、静岡県出身。
ドラマ「ハゲタカ」(テレビ朝日 2018年)にて、ドラマデビュー。
最近では「ワイドナショー」のワイドナ高校生としても出演。
また、オダギリジョー監督の映画「ある船頭の話」(9月23日公開)も控えている。
Instagram @kurimomo330
Twitter @kurimomo330




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